YAPC::Asiaの資料、ほか

期間中にノートパソコンが2台お釈迦になったことをはじめ、個人的にはいろいろとorzなことの多かったYAPCでしたが、それはそれとして、ひとまず下記にスライドを上げてあります。フォント崩れとか起こしているようなので後日別の場所に別形式のファイルを用意するかもしれませんが、まずはご報告まで。

今年こそは本番5分前までスライドを書いているなんてことはやめて、もっとゆったり楽しもうと思っていたのですが、結局Jonathan Worthington氏とShawn Moore氏のスライドがそれぞれ2つに、Jesse Vincent氏のが1つ、公開されなかったYuval Kogman氏のスライドが1つに、体調不良でダウンした牧さんのかわりに慌てて訳したJonathan Rockway氏の基調講演という具合に、ぎりぎりまで翻訳作業に時間をとられていたことや、gfxさんにお貸しした予備のPCが直後に壊れてメインのPCを代わりにお貸ししていたという事情もあって、やはり自分の分は後回しになってしまいました(もっとも、草稿はかなり前から用意してあったので、最悪の場合画像や日本語訳は捨ててWin32::PowerPointで取り込めばなんとかなるとは思っていましたが)。こちらに届くのが遅れたKiokuDBの訳についてはたまたま1日目の会場でktat++さんを見つけてお願いしましたが(本当に助かりました。多謝!)、本来JPAの招待客でありもっと多くの方に聞いてもらいたかったFlorian Ragwitz氏のスライドを訳すところまで手を回せなかったのは個人的に非常に残念に思ったことです。

反対に、1日目の昼過ぎにgfxさんとnothingmuch、rafl両氏の間を取り持ってMoose高速化のBOF的な時間をつくれたのはよかったなあと思っていますし、ハッカソン1日目にrafl氏の出身地ドイツのオクトーバーフェスト向けビールを持っていってとても喜んでもらえたことは強く印象に残っています。特別研修の一日目に、またしてもダウンしていた牧さんのかわりに急遽サポート要員としてお手伝いに行ったのも――まあ、いいたいことはいろいろありますが(苦笑)――いい経験になりました。メインの通訳はorinocoのネート氏が担当してくれたので、私はときおりネート氏が詰まったり、わかりづらいかなと思ったところに説明を追加しただけですが、参加された方のお役に立っていたようであればなによりです。

YAPCの楽しみ方は人それぞれだと思いますが、毎年持ち回りで開催している海外のYAPCと違って、YAPC::Asiaについては(あれば)おそらく来年も東京開催になることでしょう。その分スタッフも参加者のみなさんもYAPC経験値の高い方が多いし、年々向上していくことが期待できる、というのがYAPC::Asiaの大きな特徴ではないかと思うのですが、同じ顔ぶれが多い安心感もあってか、ホスト国、ホスト地域としての意識は弱いのかなあと感じることもありました。せっかく遠方からいろんな方が集まるのですから、Shibuya.pmYokohama.pmの集まりと同じ楽しみ方ではチトもったいない。みんなもっとふだん話せない人と話して欲しいなあと思いますし、そういう橋渡しをしてくださる方がもっと増えるといいなあ、というのが全体的な感想です。