モダンPerl連載第17回

今回はPerl製のIDE、Padreが登場するにいたった背景の話。viやemacsでいいじゃん、というコアな人たちにはまったくうけないネタですが、世の中viやemacsの学習曲線を苦にしない方ばかりではありません。コミュニティの知恵がコンパクトにまとまったIDEがあればいいのに、というのは、教える側に立ったときには案外切実な願いだったりします。先日もちょっとした事情でActiveState社のKomodoPerl Dev Kitを触ったのですが、たしかに特定の環境下では非常に便利でした。私自身はダイヤモンドカーソルのない環境に移行する気はない(たまにブラウザ経由で記事を書いたりするとまどろっこしくてしょうがない)ので補助的にしか使えませんが、Komodo (Edit)にしろPadreにしろ、まっさらに近い状態から始める人にとっては悪くないツールだと思っています。

ただ……実はいま現在、ActivePerl+MSVC6+nmakeではWxの最新版がコンパイルできないとか(VC6の問題っぽいのですが時間がなくて追えていません)、wxperlのppmリポジトリに用意されているバージョンが古くなっているとか、先日来Strawberryやらバージョン違いのActivePerlやらを入れていたうちのWin32系VMが軒並みブルースクリーンで落ちまくるようになったとかで、私自身肝心のWin環境では使えていないんですよね(苦笑) とりあえずdebianでは使えているので、スクリーンショットはそちらで取ったのですが。

http://gihyo.jp/dev/serial/01/modern-perl/0017